霊園とはどのような施設を言うのか
人間にとって最後の安住の地はお墓になりますが、最近は終活に代表されるように人間の最期についての関心が高くなり、どのようなお墓がいいのか生前から考えている人が増えています。
そこで考えるのはどのようなお墓に入ればいいのかということであり、種類が増えているのでわかりにくくなっていると言えるでしょう。
お墓について調べるとよく出てくるのは墓地と霊園であり、この二つは同じように見えますが、実際にはその内容が異なっています。
簡単に説明すると墓地はお墓が整然と並んでいるだけで、霊園は付属の施設や公園などを備えているものを言うのです。
そして墓地の場合はお寺などの宗教関係の機関が管理運営している場合が多く、儀式についても依頼しやすくなっています。
それに対して霊園は宗教関係の機関とは関係の無い自治体や民間会社が管理運営している場合が多く、もちろんお寺などと提携関係は持っていますが、あくまでも第三者的な立場になっています。
墓地の場合は管理している宗教施設の近くに設置されているのがほとんどで、現段階よりもお墓を増やすというのは、空いている土地との関係で難しくなっているのは間違いありません。
そのため新規でお墓を取得する場合では墓地でないことが増えていて、これは場所を特定しなくてもいいという利点から来ています。
しかしお墓の場所というのは多くの規制があり、新規で土地を確保するのであれば人口密集地は難しくなっていて郊外の場所に設置するため、参拝者にとっては行くために時間がかかってしまうという問題も生じています。