樹木葬を選ぶからこそ後に考えられる盲点
日本でお墓と言えば石組みがスタンダード、でもこの先の管理については課題となることがあります。
近年人気が高まっているのが樹木葬、石でできた墓石のような手間のかかる管理はありません。
すべて良いことばかりに思えるものの、実はデメリットがあるのもこのスタイルです。
たしかに管理不要というと楽に思えますが、昔からお墓と言えば定期的に掃除をしたり草むしりをして、綺麗に管理するのが日本人というもの、それにそぐわないと感じることもあります。
何もしないのは抵抗感があるケースもありますから、できるだけ草取りをしたりすることを考えますが、意外と重労働で大変です。
結果的にその後の管理がネックになることも、知っておいて損はありません。
精神的なことを重視するのも日本人、自然葬は確かに人気が高まってはいるものの、そのスタイル自体に戸惑いを感じることもあります。
これまで守り続けてきた日本古来からの歴史の中で、家族や一族と共にお寺に行きお墓参りをするのは一般的なことでした。
しかし自然そうになるとこれまでとは一変してしまい、守り続けてきた習慣が無くなってしまうことに、寂しい気持ちを覚えるかもしれません。
年間の中でお墓参りをする機会俳句塚ありますが、真夏のお盆やお彼岸などはまさにとのタイミングです。
いつでもお墓参りはできるものの、やはりそうしたタイミングでの皆で集まってのお墓参りがないのは、いささか切ないかもしれません。